花火の原点は鎮魂・慰霊・供養花火

ブルービーチ那智 弁天島 熊野那智大社 花火

8月の花火大会が待ち遠しいですね、コロナ禍では花火も中止、祭りも中止とやっぱりつまらないものでした。
ちなみに、花火大会といえば、日本の夏の風物詩の一つとなっていて7月や8月に多く花火大会が打ち上げられます。

今年も那智勝浦だけでなく多くのお祭りや花火大会もあり、花火を見に旅行計画をたてる方も多いのではないでしょうか。
華やかで楽しいイメージのある花火ですが、花火はそもそも、古くから供養や鎮魂といった亡くなった方への慰霊の想いや、平和への祈りなどが込められながら、日本の文化として定着してきた歴史があります。

はるのうららの~♬ すみーだがわ~♬
の隅田川ですが、東京ではここ隅田川の花火大会が有名です。

隅田川の花火大会は、江戸時代に両国川開きにて、大飢饉や疫病による死者供養と災厄除去を祈願して花火を打ち上げたのが始まり、とも伝えられています。
明確ではないのですが、明治時代以降徐々に広まった伝承であるとの説もあります。はっきりはしないものの、日本は古くから火は神聖なもの考えられ、お盆の迎え火・送り火や各地に伝わる火祭りのように、祈りや儀式に欠かせない存在とされてきました。
そのため、花火の文化が広まるに連れ徐々に、鎮魂、供養の想いが込められるようになり、自然と人々にも受け入れられていったのでしょう。

花火の原点は鎮魂・慰霊・供養花火なのです。
現在でも8月のお盆季節を中心に企画されることが多い花火大会ですが、現在でも追善供養やお盆の迎え火・送り火としての意味合いを込めているのです。那智勝浦は8月11日なので送り火ですね。

関連記事

この記事へのコメントはありません。

カテゴリー
アーカイブ